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非常に重要な問題で物語なのですが、6話まで明確に答えは出ていません。
登場人物たちは記憶のない音無を除き、死んだ という自覚を持っています。また、1話で天使(かなで)も音無の質問に対し、死んだ世界だと言っており、「病院はないわ。誰も病まないから」とも発言しています。この後、音無は天使に心臓を一突きにされ、野田に100回殺されるわけですが、ちゃんと傷ひとつ残らずもとに戻ります。これはもう死んで魂だけに なっていると考えても良いかもしれません。
ところが、生前を語ったゆり、岩沢、日向、直井の4人とも劇中での明確な死の描写がないのです。つまり、死んだのではなく、魂のみあの世界に来ており、肉体は植物状態にある可能性も考慮に入れる必要があります。
ではどちらなのでしょうか。登場人物たちが死んでいるのか、生きているのかはあの世界が何を目的に作られたかで決まってくると思います。前者の場合は、生前に辛い苦しい思いをもつ魂を集め、その思いをこの世界で学園生活をすることで、その思い和らげ納得して人生を終わってもらうことが 目的でしょう。その後、転生するかどうかは分かりませんが・・・・・・。後者の場合、この世界で楽しい学園生活を送るなどして、生きがいを見つけてもらって、現実の辛さを乗り越える力を身につけてもらい、元の肉体に戻ってもらうことが目的だと思います。
どっちが正しいかですが、私の考えは前者です。後者の場合、消えた後、現実世界に戻り適応しなければなりません。しかし、あの世界の人は年をとりません。ところが肉体は年をとります。つまりあの世界にいればいるほど、年齢のギャップが大きくなります。高校生だったのが、40代や50代に成って戻る人もいるのです。そのギャッ プを埋める精神力をあの世界で得られるかというと疑問に思います。むしろ、後者の場合だったら、そのギャップが起きないように普通に年をとる世界を構築する方が目的にそったものとなるでしょう。
その点、前者の場合、もともと死んでいるので年をとらなくても関係ありません。あの世界がそういう構造である以上、前者と思ったほうがいいでしょう。