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「Brave Song」の考察です。と言っても、考察する場所はあんまりありません。「My Soul,Your Beats!」と違って、「Brave Song」はゆりの気持ちそのままと言う感じで、この世界のヒントになるような部分は少ないのです。
それでも、ヒントぽいところがあるので、そこを考察したいと思います。
今回も歌詞の引用は「」で括っています。
最初から「生きた意味すら消えるだろう」までは、ゆりの生前からこの世界までの心情を歌っているのでしょう。キーワードは「いつもひとり」です。 自分の目的(神への復讐)を達成するためなら一人でも戦う。「涙なんて見せないんだ」と。そのために必要なら、みんなとも距離を置く。たとえ、「崖が待っ ていた」り、「吹き付ける強い風」があったりしても。そんな強い気持が感じ取れます。
変化が出てくるのは「風がやがて凪いでた」から「みんなが待っていた」のところです。「風がやがて凪いでた」ときとはおそらく彼女の中で、神への復讐が終わった時のことでしょう。どうして終わったのかは歌詞からは読み取れません。音無が何かしたのでしょうか?とにかくそのとき、ゆりは「お腹が空い てきたな」とふと思うのです。そして、「穏やかな声とともにいい匂いがやてきた」ことが分かります。穏やかな声とはみんなからの声なのでしょう。「いつも ひとりで歩いてた」ら、「みんなが待っていた」ことに気がついたのです。
あの世界で神への復讐のために頑張ってきた彼女が、何かのきっかけでそれが終わり、本当の意味でみんなと一緒になれること表しているのだと思いま す。
そして次部分ですが、ゆりのその後がどうなるかを現していると思われます。「いつか人は一人になって」とは本当にみんな、ひとりひとりになってし まうことを表しているのだと思います。ひとりひとりになるのはみんなが成仏して転生していくからなのでしょう。それでも「思い出の中にいきてくだけ それ でもいい 安らかなこの気持は それを仲間と呼ぶんだ」と、ゆりは思うことができるようになるわけです。そして、そう思いながらゆりも成仏・転生していく のではないでしょうか。
「いつかみんなと過ごした日々も忘れてどこかで生きてるよ」は転生後の状況です。「その時はもう強くなんかないよ」は、ゆりが「普通の女の子」に なっているからなのでしょう。神への復讐の思いから「涙なんて見せないんだ」と言っていたゆりは、それから解き放たれることにより「普通の女の子の弱さで 涙を零す」ことができるようになっているのでしょう。
・ここからは感想です。
この歌を何度も何度も聞いていくうちに、なんて切ない歌だと思うようになりました。「いつも一人で歩いていた」ゆり。『理不尽な人生を強いた神への復讐』その目的を達成するため、頑張り続けるゆり。そんな彼女の苦しく、強く、けれど美しい、そんな気持ちが伝わってくる気がしました。
特に
「いつか忘れてしまえるなら 生きることそれはたやすいもの」
「忘却の彼方へと落ちていくなら それは逃げることだろう」
「生きた意味すら消えるだろう」
は妹と弟を殺された衝撃的な事件が呼び起こされます。きっと、ゆりはこの無念を忘れないタメに頑張っているのでしょう。どんなに辛くても。
だからこそ、この気持を本当に解決して欲しいと思います。(直井みたいなインチキな方法でなく)。
そして、「普通の女の子の弱さで 涙を零す」ことのできるゆりになって欲しと願わずに入られません。