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「My Soul Your beats!」の考察をしてみようと思います。「Brave Song」と一緒に考察しようと思ったのですが、長くなりそうなので2つに分けます。

 「My Soul Your beats!」は奏の気持ちを歌った曲ですね。これには異論はないかと思います。


 考察の前に注意点を。歌詞からの引用は「」で括っています。また、倒置法と思われるところは歌詞の順番を並び替えております。

 まず、TVバージョンで使われている部分の歌詞

 「目覚めては繰り返す」から「よかったね、と」までは音無と出逢うまでの奏自身の、日常を歌っているのではないかと思います。

「目覚めては繰り返す」から「胸を張って歩き出せる」までは代わり映えしない日常を描写し、「そんな日常に吹き抜ける風」でそんな日常にも、ときどき変化が訪れてくる事を現しています。その変化の内容は「聞こえた気がした」から「よかったね、と」までの間に表されています。納得して成仏していく魂たちの鼓動を奏は「震えだすこの胸で」「聞こえた気がした」・「感じた気がしんたんだ」のでしょう。そして「幾億の星が消え去っていくのを」「もう来る気がした」と予期します。(魂は幾億の星に例えられている)。その魂に対して「よかったね、と」手を振り見送っていく。そんな日常を繰り返してきた奏の長い日々が思い浮かびます。

 ここからはTVでは流れない部分です。

 「廊下の隅を見下ろす」から「その終わり」までですが、これは奏の日常に別の変化が訪れ、今までの日常の終わりを表していると思います。その変化 とは音無との出会いのことでしょう。あるいはYourをあなたたちと訳した場合、音無だけでなく、ゆり等の音無以外のSSSメンバーも含まれるかもしれません。話の進み方によっては最後にはゆり達も奏の仲間になる可能性もありますから。

 「廊下の隅見下ろす 掃除の途中」という今まで日常の中で、「おかしな物だと思う」と気付く。なぜか「あたしの中の時は止まっているのに」なのに 「違う日々を生きているように」感じられるのです。普段見慣れている埃も雪のように、つまり別のもののように感じてしまうのです。更に、次の歌詞、「待っている気がした」「呼んでいる気がした」「震えだす今この時が」で奏の時が現実に動き出したことが分かります。これらの原因は音無(場合によってはゆり等も含む)が現れ、奏に働きかけたことによって、奏が影響を受けたことによるものです。そして、奏は「見つけ出した気きがした」と長い間失われたれていた記憶(あの世界の管理者的存在になる前の記憶)を呼び覚まします。それは、奏の日常の「物語」の「永遠のその終わり」になり、違う日々を生きられる(と言っても、あの死後の世界での中だけなのですが)人間としての奏の始まりとなるのです。

 次の「いつのまにか駆け出していた」から「そんな当たり前に心が踊った」はもうそのまんまですね。音無の元へ駆けだし、彼に手を引かれ、「昨日は 遠く 明日はすぐ」(変わっていける未来へというものに気づいた)という「そんな当たり前に、心が踊った」。奏にとって、手に入れられるとは思わなかったすごく嬉しい状況が感じられて、いいですね。

 そして最後の部分です。

 奏の「震えだす今この胸で」「聞こえた気がした」もの、「感じたもの気がしたもの」はなんでしょうか。次に来る歌詞が「もう来る気がした 幾千の朝を超え 新しい陽が待っている気がした」となります。幾千の朝というのは長い奏の止まっていた時のことでしょう。新しい陽というのはそれを超えて、動き出した日々の新しい朝の意味でしょう。それがもう来る気がしたと奏は感じているわけです。そして、その時になって、奏は自分の「震えているこの魂」の「待っている気がし」ているもの。「呼んでいる気がした」ものに気付くことになります。そのものとは奏の魂が「幾億の夢のように消え去れる日」のことではないでしょうか。それを「見つけた気がした」と表現しているのではないでしょうか。ここでの幾億の夢とは、奏が長い間、魂たちのを見送ってきた日々のことを表しているのだと思います。つまり、奏自身が消えることができる日を見つけたことを示しているのです。

ただし、ここでこの説は問題があります。それは、次の歌詞で「見送った」「手を振った」「ありがとう、と」になっていることです。「見送った」がなければ、「ありがとう、と」言いながら、手を振りながら奏が消えていけばいいのですが。「見送った」を素直に解釈すると、消え去れる日をそのまま見送ったことになります。つまり彼女はその日に消えず、別の人(音無達?)がその日に消えるのを見送り、そのままこの世界に残ったことになります。

 そこで、見送る対象を奏のこれまでの止まっていた日々としてはどうでしょうか?そうすれば矛盾はなくなるのですが……。ちょっと苦しいかな……。

 追記:ここでやると言っていたOPの最後の奏の羽の考察ですが、また長くなりそうなので、次の機会にやろうと思います。すみません。

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