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 さて感想も終わって、あの世界の存在理由と創造主、歴史などについて考えてみたいと思います。と言っても、作中に答えが出ていないので、かなり想像になっていますが。



1、まずあの世界はどういう存在なのかを考えてみます。

 かなでが9話で「青春時代を満足に過ごせなかった人の救済場」と言っています。また12話でプログラムの少年が「卒業していく場所」とも言っています。かなでの様にあの世界に長く居て、満たされて消えていくPC達を見送っていれば自然とそういうふうに考えるようになるかと思います。APのプログラマ も同じような感覚を持ったのでしょう。ただし、13話で音無がしようとしたように、居座ろうとすればいくらでも居座れるんですね。またそれに対してのペナルティもないことがわかりました。影はAPプログラマが勝手に作ったものでした。とすると、残るのはPCが満足すれば消えると言う状況だけです。また、入ってくる方も音無やAPプログラマの様に満たされた人生を送った者もいることから、決して「青春時代を満足に過ごせなかった人」だけではないことが分かります。これをバグとプログラムの少年は言っていましたが、バクとはAPプログラマの思い込みで、稀ではあるがあってもいいことなのではないでしょうか。


2、1から劇中での人の死とその後は以下のパターンがあるのはないかと思います。

 (1)死ぬ⇒転生

 一番オーソドックスです。通常はこのパターンが大部分でしょう。

 (2)死ぬ⇒あの世界へ⇒卒業⇒転生

 音無やかなでがそう思いっていた世界観です。そして、登場人物たちが通った道です。わたしは音無もこの道を通ったと思います。根拠は13話のEDで彼も消えているからです。

 (3)死ぬ⇒あの世界へ⇒そのまま居つく

 これは音無が最後でやろうとしたたことですね。またAPプログラマは結果としてこうなってしまいました。


、では2の(2)(3)のあの世界に行く条件ってなんでしょうか?

 ここで、私は創造主の”ある意志”が働いていると考えます。その意志とは、「青春時代に死んだ一部の人」への「新たなる青春の活躍の場」のプレゼントではないかと思います。あの世界の創造主は(1)を正規のルートだとすると、その道を進むのに抵抗や未練等(音無の様に記憶喪失に成っちゃってなんだか分からなくなったみたいのも含めて)がある一部の人の魂のために、途中に「新たなる青春の活躍の場」を作ってあげた。そこでは何をしてもいい。そして満たされたと思ったらそこから抜けて、正規ルートに戻ってもいい。そこに残り続けて満足する生活ができるのならそのまま居ついてもいい。

これが、あの世界の存在理由になっているんだと思うんです。

 そう考えると、土塊から物を作り出せたり、APであの世界のもの(PC,NPCも含めて)を生成、改変することができるのも納得できます。それをすることが、あの世界に行った魂たちにとって、活躍できることに繋がる訳ですから。それを踏まえてあの世界の歴史を考えてみました。


4、あの世界の歴史はこのようなものではないでしょうか。

 最初、あの世界には何もなかった。そこに来た多くの魂たちが、満足に青春時代を学校で送れなかった。だから、学校を作った。もちろん、建物や学校の備品に詳しい人は少ないので、最初は青空教室みたいなものからスタートしたのかもしれません。そして、だんだんとわずかであるが、そういう知識を持つ魂もやって来て、長い時をかけて学校らしくなっていく。また、あの世界のNPC謎に迫ったPCもいて、それを改変する方法を見付け出して先生も作った。そう考えるとあの学校の規則が有ってないようなものなのも(SSSが制服を変えても文句は言われない、校長室を乗っ取っても大丈夫、生徒会長が授業中に見回りに出られる等)も納得できます。全て、PCが作ったものですから。そうして、アニメのようなマンモス校ができた。また、当然学校と言う秩序(普通の学校よりかなりゆるいが)ができるとそれ反発するPCも当然出てくるから、それに対向するためにギルドのような地下ダンジョンを作ったんでしょう。こちらも、時間をかけて作られていって複雑で大きな物になっていったんだと思います。

 そして、APのプログラマがやって来た。そして、あの世界のものを改変、生成するための情報を集め、それを効率よく簡単にできるようANGEL PLAYERを作り、学校のPCにインストールした。そして、消えていった恋人を待ちきれず、本人はあの世界を「永遠の楽園」にならないようにセッティングし、NPCとなった。

 これらの間、当然PCの入れ替わりが頻繁に起こったことでしょう。そうすると、後からきたPCは学校やギルドがなんでできたのかわかりません。ただそこにあるものとして利用することになります。

 かなでがやってきます。彼女は未練を残してやって来た魂が満たされて成仏して行くのを見て、それを助けたいと考えたのでしょう。(同時に自分の成仏条件達成が恐ろしく困難なことを知ったでしょう。)しかし、他人の成仏を助けるためと思っても、素直に聞いてくれるPCだけとは限りません。彼女の不器用な性格と強烈な未練の残った一部のPC達。ひょっとしたら、SSS結成の前にかなでに対抗する組織を結成したPC達もいたかもしれません。だから、生徒会長になり、学校側に近い存在となって、APを見つけ出し、対向する人たちに対して、ガードスキルを作っていったのでしょう。

 また時間が立ち、ゆりがやってきます。あとはトラック0に描かれているとおりでしょう。ゆりはSSSを立ち上げます。かなでとSSSの抗争が始まります。その抗争が長いこと続き、音無がやってきてアニメ本編が始まります。


5.創造主について
 今まで書いてきたことが正しいとすると、創造主は彼(彼女)なりの善意であの世界を作ったことになります。それにより、たくさんの魂の救済が有ったのも事実です。ただし、悲劇も生まれました。一番の悲劇はAPプログラマでしょうか。この結果を見ると創造主は万能ではなく、限界を持った存在であることが分かります。ひょっとすると、神よりかなり人に近い存在なのかもしれませんね。



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